新栄養学コラム

「塩分を取り過ぎるな」という神話

世の中は「減塩ブーム」で、塩分は高血圧の原因であり、健康の敵のように言われていますよね。けれども本当にそうなのでしょうか。逆に考えますと、塩分を過剰に控えると低体温の原因となり、ガン細胞の発生を促してしまう可能性もあります。何事も、世間の流行に踊らされず、本当の情報に目を向けることと、ほどほどということが大切です。

アメリカで、医療改革の実現のために上院特別委員会で7年間の歳月をかけて研究された「マクガバンレポート」では、理想的な健康食は、冷蔵庫が普及していなかった昭和30年代の日本の食事だと発表されています。これは、新栄養学の基本となり、新しいサプリメントの開発に役立っています。

昔の日本食というと、どういうものが思い浮かぶでしょうか。
すぐに連想するのは、玄米、干物、梅干し、味噌、納豆、漬け物など……日本の伝統食は、食物の保存を助ける塩を上手に用いた発酵食品が多いですよね。
たとえば、現在は冷蔵庫が普及しているため減塩梅干しが人気ですが、昔ながらの梅干しは塩分が強く酸味が強いのが普通でした。実はその梅干しを漬けた汁に、非常に高い抗酸化作用があることが認められています。また、同じように塩分の強い保存食である「味噌」は、腸内細菌の働きを高め、強いがん予防効果のある「エクオール」という物質に変化していきます。

私たちは、一番身近にある素晴らしい天然サプリメントを利用しない手はありません。新しい製造手法で作られた減塩食品ではなく、昔ながらの手法で作られた味噌と梅干しをぜひ、毎日の食生活に積極的に取り入れていきましょう。

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